2014年6月19日木曜日

東京女子流 4th JAPAN TOUR 2014 CONCERT*04~野音Again~



   自分が東京女子流を応援している理由は楽曲以外にもいくつかあるのですが、
   その一つは努力や苦悩といった舞台裏を売りにしないユニットであること。
   もう一つはステージでは涙を見せないことです。


   MC1、いつもの自己紹介。「次はなかっぱ三部作を歌うよ~」と。
   やっぱり『おんなじキモチ』はオリジナルの振りコピがいい!RMMのワイプはどうもね。
   とか言っておきながら『ちいさな奇跡』の振りは難しくてコピれない情けなさ。

   MC2はてるてる坊主を作った話。「次も爽やかな曲いきま~す。」。
   林田健司だから当然だが曲もタイトルもSMAPっぽさ全開の『それでいいじゃん』。
   そんなに好きではないけれどbonsaiのエレピで印象が変わりましたね!
   『ふたりきり』は昨年現場が荒れた曲。
   変な口上を被せようとするグル-プとそれを阻止するために奇声を上げるグループ。
   結局は佐竹氏の一声でおさまったのだから運営はもっと発言をするべき。
   今日は久しぶりにストレスなく聴けたことが嬉しい。

   MC3、「次はダークな曲です。」と言い『十字架』を音源でパフォーマンス。
   bonnsai(盆栽?凡才?)はアラフィフバンドだから少しは休憩しないとね。

   MC4は衣装から前髪の話になり、ぱっつん2人組が切りすぎて眉が出てると大騒ぎ。
   未夢にいたっては昔の自分は黒歴史とまで言いきっている。
   そんな未夢が突然、コール&レスポンスを始めた!
   メンバーに「次の曲を考えてやってよ。」とツッこまれると「やりたかっただけ!」と未夢。
   今春にリーダーの任を解かれてからのフリーダムすぎる元隊長が楽しそうでなにより。
   
   
   バックステージを"魅せない"できた女子流が4thツアー中に発売した武道館映像。
   その1万円もする3枚組Blu-rayに収録された『3rdツアー~『約束』~ドキュメント』は、
   満身創痍のメンバーを淡々と撮影したカタルシスのない過酷な闘いでした。
   自身のことで精一杯になりコミュニケーションすらとれなくなったメンバー達を率いて、
   掛け声を出しながら笑顔で舞台裏を走り回る山邊トレイン。
   リーダーの資質とは別な山邊未夢の天真爛漫さが東京女子流を救っているのです。


   日も暮れ始めピンクのペンライトが映える時間帯での『キラリ☆』が素敵です。
   そこからの『孤独の果て~月が泣いている~』は痛快すぎ。
   4thアルバムに少なからず不満があるのはこういった遊びの楽曲がないから。
   そして『Rock you!』!メンバーが一生懸命考えたというセトリが素晴らしい。

   MC5、2年前の野音の話題。
   「あの頃は若かったねー!オトナになったね!」 まだまだコドモです。
   「今日のために野音の映像を何度も何度も見直したよ。」 泣けるわ。
   「これから盛上がっていくよー!新曲いきます!」 うおーっ!「『pain』!」 おーっ!
   この楽曲は生バンドが嵌まるとは思っていたが想像以上です。
   というよりbonsaiがあらゆるパートでアドリブを突っ込んでくるのがいちいち激渋。
   その流れのまま2ndアルバムの表題曲、『Limited addition』!!
   歌姫の不調をうけてしばらく封印されていた楽曲だ。
   声が裏返ることもなく歌う姿に高まったオーディエンスにバンドアレンジだから可能な、
   2番からの『Unlimited addiction Mirrorball Royal Mix』!!





   つづく。