2015年1月31日土曜日

アイドルバンチ vol.6 「DO THE LIGHT SWING!」


   今週末の現場は名古屋!
   ぜんぜん自重してないじゃんってハナシ。。




   まずは栄のHMVでEspeciaのリリースイベントと特典会。
   自分は認知というものに興味はないのですが、さすがに顔を覚えられてしまいました。
   そうなってみると意外に嬉しいもので、こうやってヲタは堕ちていくのだな~と。

   メジャーと契約してからルールも変わり今回のように撮影禁止の現場もあります。
   MVの公開もYou TubeからGYAO! になってブログにリンクしずらくなりました。
   メジャーの洗礼でしょうか。1日に3回も4回も廻す怒涛のリリイベが続いています。
   ペシアのメンバーとスタッフはとにかく健康に気をつけて。




   本日の目的は名古屋RAD HALLで開催されるアイドルバンチの2部です。
   lyrical school・Especia・せのしすたぁ・ライムベリー・Faint★Star。
   このブッキングでキャパ250の箱に200人しか入れないという主催者の計らい。

   入場するとトーフのツアーファイナルでオールで一緒に踊り明かしたペシストと再会!
   音楽の知人は必ずと言っていい程ダンスフロアで知合いになります。
   特にペシスト達はどの現場でも必ず踊っていますからすぐに仲良くなれますね!
   踊るといえば強モノのライムベリースクワッド東京御一行も来ているようです。


   さあ今夜のパーティーが始まりました。DO THE LIGHT SWING!




   スタートは6人組の清純派ヒップホップアイドル、lyrical school。
   リリスクお目当てのヘッズが1番多かったカンジですね!
   初見でも楽しめましたが自分的には少し毒が欲しい。あっ、清純派って書いてあるか。
   MVはtofubeatsが楽曲提供した『ひとりぼっちのラビリンス』。






   2番手はVictor VERSIONMUSICに移籍したばかりのEspecia。
   メジャーデビューミニアルバム『Primera』のリード曲が若旦那プロデュースと分かると、
   お洒落な世界観を壊されたと叩かれ、悪い大人達の遊びは終ってしまったと嘆かれ、
   メジャーレーベルに行くにあたり決して歓迎ムードだけではありませんでした。

   ディスコ・アーバン・ヴァイパーウェイブときてからのメンバー紹介アイドルソング!
   今では若旦那曲の『We are Especia ~泣きながらダンシング~』が超アゲ曲です!
   ペシメンとペシストが曲をだんだん育てていますね。ゴッソ!!ゴッソ!!
   Especiaを支えている大人達の遊びの時間はまだまだこれからかな。


   3番手は福井ご当地アイドル、せのしすたぁ。
   せのに関してはヤバイ宗教のようなパフォーマンスしか予備知識がないので、
   予想外の王道アイドルポップ路線だったことに驚きましたね!
   そしてついに始まってしまった奇祭アイドルソング『ワタシアイドル』!
   モーゼの如く観客が左右に割れパジャマ姿のメンバーがフロアに降臨!
   その周りをファンが取り囲み、まるで何かに取り付かれたかのような狂乱のケチャ!
   うかつにも様子を見に来たマネージャーはクラウドサーフの餌食に。。

   「それじゃぁパーティモンスターを呼ぶぞぉ!」とハスキーボイスのまお。
   ステージに飛び出してきたのはライムベリー!!!
   流れ出したパーティトラックは『ハートブレイカー』!僕らの神様ミラーボール!!


   さて、4番手は本日の本命!アイドルラップユニットのライムベリー。
   悪ガキMIRIと超キュートなHIMEの2MC!!そして優等生キャラHIKARUの1DJ!
   パンチの効いたリリックとエレクトロでキメたトラック!
   今回の遠征はベリーを体験しに来たといっても過言ではありません。
   きっかけは、松井病院のアフターで踊っているときに声を掛けられて知合った知人。
   彼がブログやツイッターで推している動画をポチッた瞬間、ロックされました!
   そうなるとライブに行きたくなるのはいつものコト。

   「パーティモンスターって良くない!気に入っちゃたよ!」とはしゃぐMIRI。
   「こっからもっとブッ飛んでくからねー!パーティモンスター!!ライムベリー!!!」
   せのしすたぁとのコラボで熱量がアガりきったフロアめがけて、
   『SUPERMCZTOKYO』・『IDOL ILLMATIC』・『プレイグラウンド#1』が投下されます!
   破壊力のあるフックと攻撃的なバースに乗りながら歌い踊りまくるスクワッド!
   残念ながら身に着けられるカモフラパターンは持っていませんが、
   それでも気分はライムベリースクワッド浜松!
   イエス!新生ライムベリーの戦闘服は迷彩カラーで絶対領域のJKルックなのです。






   MCを挟み中盤は電気グルーヴの『虹』へのオマージュ曲『きみとぼく』。
   そして一番聴きたかった『IN THE HOUSE』 。
   女子高生のありふれたパジャマパーティーを歌っているだけなのに切ないのはナゼ?
   後半戦はハードコア最前線だった『マス対コア』のリスペクト曲『まず太鼓』!
   このようにベリーの楽曲には名曲のタイトルやリリックの大ネタ使いが数多くあります。
   当時、オーバーグラウンドからアンダーグラウンドのヒップホップシーンを
   掘っていた人達にとってはたまらないようですね。
   さすがに『まず太鼓』のサークルは戦線離脱して『HEY! BROTHER 』でヘイ兄ちゃん!
   最後は『MAGIC PARTY』でニャーニャ!ニャーニャ!ニャーニャナッニャニャー!

   どのパーティー? このパーティー! 未来と今を繋ぐパーティー!
   魔法にかかったみたいなパーティー! イェーイェーイェー!
   どのパーティー? このパーティー! おっきな音鳴る素敵なパーティー!
   マジックパーティー@ナイト イェーイェーイェー!




   

   焦土と化したフロアを癒していくのはラストでトリのFaint★Star。
   agehaspringsがプロデュースする上品なお姉さんっぽいルックスのデュオです。
   自分的には新曲の『フィルム!フィルム!フィルム!』よりも『レ・ミ・ラ』が好みですね。
   特典会の長い行列を見て、ニッチだけど需要はあるんだな~と感心しました。
   まあ、アイドル自体がスキマ産業ですからね。


   主催者の粋なブッキングでアイドルバンチはユレに揺れた。
   踊りあったクラウド達と現場での再会を約束して名古屋RAD HALLを後にします。
   パーティーの帰りはいつも同じ気持ちになる。
   楽しいからパーティーに行くのか?寂しいからパーティーに行くのか?
   今晩は『IN THE HOUSE』をリアルで聴けたことがイチバン。
   この曲が切ないのは、どんな"パーティー"でも終りがくることを知っているからです。
   大人の事情でメジャーからインディーズに行き、ようやく再起動したライムベリー。
   ラップを語れるほど詳しくないけれど、それでも『IN THE HOUSE』のパンチラインが、
   スチャダラパーと小沢健二のコラボ『今夜はブギーバック』のリリックなのは分かります。

                                            


   とにかくパーティーを続けよう!